Q 今、どんな仕事をしてる?
総務の仕事は、社内の文房具やデスク、椅子などの備品管理はもちろん、育児・介護休暇などの福利厚生の手続きや給与の計算など、多岐にわたります。ひとことで言えば、社員のみなさんが気持ちよく働ける環境作りをする仕事です。
入社した当初、上司に「あれがない、これがないと言われる前に、先回りして用意しておくのが私たちの仕事だよ」と教わって、自分ができることは何でもしようと思ったことを覚えています。大きな成果を挙げて褒められるような機会はほとんどないかもしれないけれど、多くの人に頼りにされる存在になりたいと思いました。
Q どんなところにやり甲斐がある?
社内には産休と育休の制度に加えて、仕事と子育てとの両立を支援する時短勤務の制度があります。私自身が妊娠したこともあって、この制度を見直す提案をしました。具体的には、利用できる年齢制限を「子どもが小学校にあがるまで」だったのを「小学3年生になるまで」に延長するという提案です。
上司や役員、社長などに説明して了承を得て、新しい制度として就業規則に明記するまでの仕事は大変でしたけど、私と同じく子育てをしている社員から「この制度を作ってくれて助かったよ。ありがとう」と言われたときは、うれしかったですね。子どもを持つ社員が働きやすい環境作りに貢献できたという、大きな達成感がありました。
Q この仕事のむずかしいところは?
総務の仕事をしていると、労働基準法や雇用保険法など、法律についての専門的な知識が必要な場面があります。そこで、社会保険労務士の資格取得を目指すことにしました。私が受験したときは、合格率6%という難関資格でしたが、社内には自己啓発支援制度があって、費用の半額を援助してくれると聞いて、「チャレンジしてみよう」と決意したんです。
受験科目は10教科あって、すべての試験に合格しなければなりませんから、勤務終了後、専門学校に通いながら勉強する日々でした。ありがたかったのは、上司を含め、職場全体が私を応援してくれる雰囲気があったこと。2年間の勉強の末、無事合格できたときはうれしかったですね。資格取得後は、いろいろな人から社労士としての専門的な意見を求めて質問される機会が増え、仕事の幅が大きく広がったと思っています。
Q 今後の目標は?
総務の仕事には給与計算など、数字を扱う仕事も多くあります。ただ、私は数字に苦手意識があったので、一念発起して独学を始め、ファイナンシャルプランナー2級の資格を取得しました。そんなふうに、自分を高める努力をこれからも続けていきたいと思っています。多くの社員に頼りにされる存在になりたいです。
1日のスケジュール
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08:45
始業
メールチェック、今日のスケジュールや業務を整理します。
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10:00
ミーティング
就業規則等や制度等、どうしたらより良い職場になるのか皆で意見を出し合います。
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11:30
お昼休憩
お弁当を買ったり、会社の周りに飲食店が多いので新規開拓したり…その日の気分で♪
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14:00
社外打合せ
新しいシステム導入に向け、社外の方とWEBで打合せ。
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15:00
庶務
社会保険関係の手続き書類作成。間違いの無いようじっくり取り組みます。
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16:45
終業
お疲れ様でした。退社後は息子のお迎えに向かいます!